プロフィール
火伏雷鳥
Raicyo Hibuse
私が高校生の頃、友人に「雷鳥を撮ればいい」と言われた言葉がきっかけになり、後に雷鳥とその雄大な生息環境に魅せられて,雷鳥を撮ることに人生を懸けていました。そして10年で何かの形で発表することを目標にして。
文献を読み漁り、彼らのフィールドに通うことでその生活ぶりを理解していきました。また、彼らも私の前では実に様々な姿をみせてくれたことは幸運でした。それにより過去記録に見られない行動も撮影することが出来た。
当初の目標の10年一区切りで出版にこぎ着けたわけであるが、その前に一度写真展開催が実現出来たことや、その開催にあたりフォトサロンで写真表現の基本的なことも学べたことは有意義であり、感謝しかない初開催でありました。
のちにNHK BSのライチョウの番組にも関わらせていただけたことは、ライチョウ人生にとっては感謝と感激の出来事でした。
また写真とは別で、出前授業にも小学校からお声をかけてくださり、子供たちには自分の体験談や絶滅に瀕しながらも逞しく生きるライチョウのことを語り、つたない出前授業ではありながらも子どもたちと共有した時間は楽しいものでした。
雷鳥撮影で一時チャレンジした遠隔撮影を発展させて、自作の無人自動センサー式カメラを "Mr.Robot" と命名し, 里山のどうぶつの生きざまも取材しました。すべてはライチョウでの経験が活かされていると思っています。
しかし、今は再びライチョウのみを取材しております。
私が撮りたいものは命の鼓動を感じる野生の躍動感。上手くお伝えできていれば嬉しいのですが、、
ライチョウは現在地球温暖化と高山帯の生態系の問題などにより非常に厳しい環境に生きています。一言で言うと絶滅への道をひたすら進んでしまっています。それを何とか出来るとすれば我々人間の知恵と生き方なのかもしれません。その中で、私に出来ることはライチョウの存在と現状を写真で広くアピールすることです。公開させていただいた写真により多くの方がライチョウの魅力に気づき、さらには彼らからのメッセージに感じるものがあるならば私としては嬉しい限りです。
Born 1963 Living in Japan Japanese nationality
ライチョウ発表を目指していた頃
◉発表媒体
<1995>
東京銀座、札幌、名古屋 CANON SALON個展
「絶滅危惧種 雷鳥」
The Wildlife Photographer of The Year 1995
(BBC Wildlife誌+英国自然誌博物館)最終選考に雷鳥の写真がノミネート
産経新聞 「感動めざめ工房悠久の美/Pease and Art Saloon」企画 写真掲載
<1997>
写真集「奇跡の鳥 ライチョウ」(山と渓谷社)出版
東京、大阪、福岡 FUJI PHOTO SALON 個展
「奇跡の鳥 ライチョウ」
読売新聞 「雪原のラッセルライチョウ」写真でトップ1面掲載
毎日新聞 「ライチョウ発信機調査」記事で写真掲載
週刊大衆(双葉社)にて「銀嶺の覇者ライチョウ」でグラビア3ページ独占
NHK 「イブワイド」出演&作品紹介
NHK総合「夢用絵の具」(神々の使者 ライチョウの棲む山)で全面協力
(俳優 小倉久寛さん写真集”奇跡の鳥ライチョウ”持参で西穂高登山)
<1998>
日本テレビ「ズームイン 朝」撮影ロケで出演&作品紹介
<1999>
CONTAX SALON 京都個展
名古屋 FUJI PHOTO SALON個展
「奇跡の鳥 ライチョウ」
<2000>
立山室堂 立山自然保護センター移築事業 新築「立山センター」
ライチョウ写真全面協力、オコジョの写真協力
ABC TV 「ナイト in ナイト」 クイズ!紳助くんライチョウ特集、写真協力
<2001>
第1回 岩合光昭賞 大賞受賞
立山室堂遊歩道内,立山の自然紹介ボードにてライチョウ写真協力
<2002>
第2回 岩合光昭賞 優秀賞受賞
小学館週刊「日本の天然記念物 08ライチョウ」写真掲載
小学館図鑑NEO 鳥 ライチョウの写真掲載
<2004>
雑誌 「 自然人 」(橋本確文堂)にてフォトエッセイ 『雷鳥物語』連載開始
<2005>
石川県 白山市立鳥越小学校にて出前授業(雷鳥講座)
<2006>
雑誌 「 自然人 」(橋本確文堂)にて『 ブナ・いのちの大地 』連載開始
<2008>
「日本ライチョウ友の会・雲上の羽根」結成
日本初の市民レベル全国規模のライチョウ愛好会発足
<2009>
NHK BShi 「霊峰立山に生きる 奇跡の鳥ライチョウ」出演&作品紹介
<2010>
写真集 「 雷鳥 ー 神々の使者 」(TECS)出版
小学館雑誌 「BE-PAL 8月号」 雷鳥写真・誌面掲載 オコジョ写真・表紙掲載
小学館雑誌 「BE-PAL 11月号」 連載~地球を切り取る~ “第42回 雷鳥日和” 掲載
以降省略
◉写真展
1995 CANON SALON
東京 名古屋 札幌
1997 FUJIPHOTO SALON
東京 大阪
1999 CONTAX SALON
京都
FUJIPHOTO SARON
名古屋
他、大町山岳博物館 いしかわ動物園 雷鳥会議石川大会など開催多数
〇詳細
1995/5/8 - 5/13
絶滅危惧種展 雷鳥展 東京銀座 CANON SALON
1995/6/19 - 6/30
絶滅危惧種展 雷鳥展 札幌 CANON SALON
1995/7/10 - 7/21
絶滅危惧種展 雷鳥展 名古屋 CANON SALON
1995/12/23 - 28
雷鳥 絶滅危惧種展 アートシアターいしかわ (金沢)
1996/3/20 - 3/24
雷鳥 絶滅危惧種展 高岡市美術館
1997/2/28 - 3/6
奇跡の鳥ライチョウ展 富士フォトサロン大阪
1997/3/28 - 4/3
奇跡の鳥ライチョウ展 富士フォトサロン 旧スキヤ橋センター
1997/4/11 - 4/23
奇跡の鳥ライチョウ展 富士フォトサロン/福岡
1997/8/24 - 9/15
奇跡の鳥ライチョウ展 大町山岳博物館 (長野県大町市)
1997/10/1 - 12/10
奇跡の鳥ライチョウ展 加賀市鴨池観察館
1997/12/18 - 12/24
奇跡の鳥ライチョウ展 アートシアターいしかわ (金沢)
1998/5/10
奇跡の鳥ライチョウ展 金沢文化ホール(ガイアシンフォニー協賛展)
1998/9/11 - 9/29
奇跡の鳥ライチョウ展 オートジャルダン倉光 (松任市)
1999/1/9 - 2月
奇跡の鳥ライチョウ展 平安堂 新長野店
1999/3/25 - 4/6
奇跡の鳥ライチョウ展 エルフ富山 アートギャラリー
1999/5/5 - 5/10
奇跡の鳥ライチョウ展 京セラ・コンタックスサロン京都
1999/8/31 - 9/12
奇跡の鳥ライチョウ展 富士フォトサロン/名古屋
2000/9 - 10月
奇跡の鳥ライチョウ展 きないねフォトギャラリー(安曇野)
2001/1/4 - 1/15
丹頂鶴の野生展 ティールーム ぶらっく (金沢)
2003/6/16 - 6/29
ライチョウ孤高の特別天然記念物展 ティールーム ぶらっく
2005/11/7
鳥越小30周年記念協賛作品展-2人展 白山市立鳥越小学校
2006/1/4 - 1/14
ライチョウは今、冬展 ティールームぶらっく
2006/6/16 - 6/30
ライチョウは今、展 ティールームぶらっく
2007/9/
雷鳥物語展 ティールームぶらっく
以降省略
◉書籍
山と溪谷社
奇跡の鳥ライチョウ 1997
小学館
日本の天然記念物 ライチョウ 2002
TECS
雷鳥ー神々の使者 2010
パレード
ライチョウ愛情物語~ぼく、負けないよ~
2012
◉Awards
2001
第一回岩合光昭賞大賞受賞
◉Web 連載
どうぶつのくに
◉Contact Us
Email : raicyoaid@gmail.com
◉ 参考文献 参考web site
「雷鳥の生活」大町山岳博物館編第一法規出版(1963)
「立山の雷鳥」富山県教育委員会編富山県教育委員会(1972)
「富士山のライチョウ」羽田健三ほか信州大学志賀研究所(1966)
「立山室堂地域におけるライチョウ(lagopus mutus japonicus CLARK)のテリトリーについて」 鶴田総一郎桜井信夫千羽晋示自然教育園報告第一号(1969)
「ライチョウの生物学/ 『野鳥』 442号」湯浅純考日本野鳥の会(1983)
「高山帯で生きぬく/ 『動物たちの地球17』」湯浅純考朝日新聞社(1991)
「ライチョウ」大町山岳博物館編信濃毎日新聞社(1992)
「日本の天然記念物 ライチョウ」 写真 森勝彦ほか 監修 中村浩志 小学館編(2002)
web site
環境省_ライチョウ